PCLCMとは、PCの「調達 - 導入 - 運用 - 処分」という4つのフェーズを、ひとつのライフサイクルとして管理することを指します。PCLCMサービスはこれをサポートするサービスであり、調達するPCの選定、導入計画、キッティング、運用時の不具合対応、故障時の修理、代替機手配、不要になった際のデータ消去・処分など、PCを利用するために必要な機能や業務をトータルで提供します。
PCLCMサービスの利点は、PCを利用するためのサービスがパッケージになっていることだけではありません。PCのライフサイクルにおける各プロセスの管理効果を最大化し、全体で捉えた際の最適化を実現できることも大きな強みです。これにより、PCの管理にかかるトータル費用を抑えることも可能です。
当社では、これまで4,000社以上のサポートを行ってきた実績により蓄積された知識、経験を生かしたPCLCMサービスを提供しています。一般的に4つのフェーズとされるPCのライフサイクルにIT資産管理を加え、当社では「調達 - 導入 - 運用 - 管理 - 処分」の5つのフェーズで捉えています。クラウドベースのIT資産管理データベース「DREAMS(ドリームス)」をオプションで組み合わせることで、より手厚いPCLCMサービスの提供が可能です。
企業が保有するIT資産の種類は、PCやサーバー、ソフトウェアなど多岐にわたります。IT資産の種類や数量の増加に伴い管理が煩雑化し、自社内で扱いきれなくなっている企業は少なくありません。そのような場合、PCLCMのアウトソーシングは有効な選択肢となります。
また、近年はITを使用した戦略的事業展開に多くの企業が取り組むようになり、DXをはじめ、IoTやクラウドファーストへの対応、セキュリティ対策、テレワークの整備など、情報システム部の業務が拡大しています。ただ、業務に割けるリソースは従来と変わらないため、慢性的なIT人材不足となっているのが現状です。
そこで、PCLCMサービスを利用してPCの管理・運用などをアウトソーシングすることで、PCの調達、キッティング、トラブルシューティング、IT資産管理に人材リソースを割く必要がなくなります。人員不足の状況を打開する有効な一手がPCLCMサービスと言えます。
ただし、PCLCMサービスで提供される内容は会社ごとに違いがあります。どのようなサポートが受けられて、それらが基本サービスに含まれるのか、あるいはオプションサービスで提供されるものなのか、事前に確認しておく必要があります。
ここでは、PCLCMサービスの具体的なサポート内容とメリットを紹介します。
PCの調達、キッティング業務のアウトソーシング
PC調達やキッティングは、専門知識を持った人材を必要とするだけでなく、多くの時間を費やす作業になります。キッティング作業はもちろん、PCの調達にあたっても、要求するスペックの算出、性能や価格の比較など、検討するためにかなりの時間を必要とします。そうした作業が間に合わず、利用開始予定日までにPCが準備できなかった、というケースもあるでしょう。
PCLCMサービスを利用し、PCの調達・キッティングをアウトソーシングすれば、それらの作業負担がなくなるだけでなく、利用開始予定日に間に合うような導入スケジュールの提案を受けることもできます。
ヘルプデスクのアウトソーシング
PCの使用中に起こるトラブルとしてはパスワードがロックされてしまった、エラーメッセージが表示されたなどがあります。こういったトラブル時や、故障の際などの問い合わせ窓口となるヘルプデスクをアウトソーシングすることも、PCLCM最適化に有効な方法です。社内にヘルプデスクを設置する場合、チケット管理システムの設置のほか、サポート要員を複数配置する必要があるため、多くのコストがかかります。
PCLCMの運用フェーズの一環としてヘルプデスクをアウトソーシングすれば、リソース配分の問題にとらわれることがなくなります。そのうえ、PCに関する知識・経験が豊富なアウトソーシング先のテクニカルサポートが対応するため、トラブルへの迅速な対処が期待できます。
PCのセキュリティ対策
PCLCMでPCを一括管理することで、すべてのPCに対し一定水準以上のセキュリティレベルを担保することが可能です。
昨今では、アンチウイルスソフトだけでは対処できない攻撃が増えています。そのため、PCの防御力をより一層高めていく仕組みが求められています。
当社では、生産性を下げずにマルウェアの攻撃を防ぐという、バランスの取れたセキュリティ対策をサポートします。マルウェアに感染しなければ感染後の復旧費用も不要になるため、コスト削減にも有効な予防対策です。
PCのデータ消去・廃棄処分
不要となったPCを廃棄処分、もしくは再利用するには、データの消去が不可欠です。これが不完全だと情報漏えいのリスクにつながるため、ここでもPCLCMサービスが有効です。アウトソーシング先によっては、オプションなどでデータ消去も対応可能な場合があります。依頼する際には、万が一のリスクを考え、データ消去作業証明書の発行が可能な信頼できる会社を選びましょう。
また、PCを廃棄処分するには、産業廃棄物管理票(マニフェスト)制度にのっとって、排出事業者が最終処分までしっかり把握することが義務付けられています。そのため、契約内容通りに適切に処理されたことを証明するマニフェストを発行できるアウトソーシング先に依頼する必要があります。マニフェストには、産業廃棄物処理業者が発行する1次マニフェストのほか、処理した後に出る残骸処理について発行される2次マニフェストがあります。2次マニフェストまで発行されるかどうかも合わせて確認が必要です。
PC運用プロセスの改善提案
PCLCMを行うことにより、PCの管理の全体のプロセスが見えるようになるため、トータルで見たなかでの改善点を特定できます。PCLCMの専門的なノウハウを持つ外部の業者にアウトソーシングすれば、そうした改善点の提案を受けることができ、TCO(Total Cost of Ownership)の最適化も視野に入れられます。TCOについては下記の記事をご覧ください。
TCOの意味とは?最適化のための注意点を解説
PCLCMのアウトソーシング先を選定する際は、まず自社が必要としているサービスが何かを明確にすることから始めます。求める要件の例としては「PCの在庫を確保して、毎年新入社員が入社する時期に安定して供給したい」「緊急でPCが必要なときに、すぐに届けてほしい」「IT資産管理・運用に関わる業務負担と費用を削減したい」「機密情報を安全に破棄したい」などがあります。こうした目的に合うサービスを提供できる会社を選ぶことが重要です。
アウトソーシングしたい内容が多岐にわたり、柔軟な対応ができるアウトソーシング先をお探しの場合は、当社がおすすめです。当社のPCLCMサービスはサービス内容のカスタマイズができ、お客様の要望に沿った適切なPCLCMサービスを提供できます。
本記事では、PCLCMサービスについて、またアウトソーシング先の選定基準について取り上げました。管理するIT資産が増えて負担が増大しているという悩みを解決するためには、PCLCMサービスの活用を推奨します。とくにPCの調達・設定やヘルプデスクをアウトソーシングすることで、人材リソースの問題を大きく改善できるはずです。
当社は、4,000社以上の取引実績を持ち、経験から多くのノウハウと技術力を蓄積しています。これらを生かしたPCLCMサービスは、お客様ごとの柔軟なカスタマイズが可能なため、安心してPCの一連のライフサイクルをお任せいただけます。また、短納期でご提供が可能なPCLCMのパッケージサービス「Assist Plus(アシストプラス)」もご用意しております。ぜひ当社のPCLCMサービスをご検討ください。
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