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2023.03.15 基礎知識

PCレンタルで法人のPC運用・管理の課題を解決!メリットと選び方、導入のコツ

2025年6月23日更新
急な人員追加やテレワーク環境の整備など、IT機器の準備に頭を悩ませていませんか? 法人向けPCレンタルは、そんな企業のPC運用・管理に関する課題を柔軟に解決できる手段の一つです。初期投資を抑えつつ、必要な期間だけ計画的にPCを導入でき、運用・管理の負担も軽減可能です。

この記事では、法人向けレンタルの基本知識やメリット・デメリット、リース・購入との比較、導入時のチェックポイントまで広く解説します。

法人PCのレンタルについては、こちらもあわせてご確認ください。
➡【資料ダウンロード】PCの導入・運用の負担を大幅に軽減できる!法人PCのレンタルがおすすめな理由とは?

Index

法人向けPCレンタルとは

PCレンタルのメリット・デメリット

リース・購入との違い

長期PCレンタルが適している企業ケース

自社に合ったPCレンタルの選び方

まとめ

法人向けPCレンタルとは

PCレンタルは、必要な期間だけPCを借りることができるサービスです。とくに法人向けPCレンタルでは、キッティングサービスや保守サポートなど、ビジネスに特化した機能が充実しています。

PCレンタルは利用する目的や期間によって最適なサービスが異なります。その利用期間で短期レンタル・長期レンタルと大きく2つ分かれ、まずはそれぞれの特徴と活用シーンから確認していきましょう。

また、PCの調達から処分まで一連の運用をアウトソーシングしたい場合はPCLCMPCライフサイクルマネジメント)サービスが最適です。詳細は下記記事をご覧ください。

PCLCMでPCの運用管理を効率化!サポート内容やメリットを解説

短期レンタルの特徴と活用シーン

短期レンタルは、数日から数か月の利用を想定したサービスで、展示会や研修といった一時的なニーズに対応するのに適しています。必要な期間だけ利用できる柔軟性がある一方で、月額に換算すると長期レンタルに比べて料金が割高になる傾向があります。

長期レンタルの特徴と活用シーン

長期レンタルは、1年以上の長期利用を前提としたサービスです。日常の業務用PCから2〜3年規模の中長期プロジェクト向けPC、継続的なIT環境の整備まで、幅広い用途に対応しています。

このサービスの大きなメリットは、短期レンタルと比較して月額料金が抑えられることです。また、レンタル期間満了に合わせて計画的なPC入替が可能になり、PC運用・管理の負担軽減につながります。初期投資を抑えつつ安定したIT環境を維持できるため、事業拡大期の企業や定期的な機器更新を計画している企業にとくに適しているでしょう。

三菱HCキャピタルITパートナーズでは、1年から5年まで利用期間を自由に選択できる長期レンタルを提供しています。 当社のPCレンタルの特徴は、一般的な短期レンタルのように中古PCを貸し出すのではなく、お客様がご希望される機種を新規で購入して貸し出す点です。そのため、常に最新の性能と品質を保ったPCをご利用いただけます。また、当社が推奨する機種を選択いただく場合は、大量一括購入によるスケールメリットを活かしたレンタル料金でご提供することが可能です。詳細は当社のサービスページをご覧ください。

PCレンタルのメリット・デメリット

法人向けPCレンタルにはさまざまなメリットがありますが、同時に考慮すべき点もあります。導入前にそれぞれを確認しておきましょう。

PCレンタルの主なメリット

初期投資の負担軽減と資金効率の向上

購入する場合と異なり、初期費用を抑えてPCを導入できます。毎月定額で支払うため、キャッシュフロー管理も容易になり、他の設備投資や事業拡大に資金を回すことが可能になります。

会計処理の簡素化

レンタルは一般的に経費として処理できるため、リースのように減価償却費として計上する複雑な会計処理が不要です。また、保守・修理費用もレンタル料に含めて平準化できるため、予算の見通しが立てやすくなります。

計画的な機器更新による最新環境の維持

PCは一般的に3〜4年で陳腐化するため、社員の生産性を維持するには定期的な入れ替えが必要です。長期レンタルでは契約期間が定められているため、契約終了にあわせたPC入れ替えを計画的に実施でき、利用者からの反発も抑えることができます。

IT資産運用・管理の負担軽減

オプションサービスとしてPCの調達・導入・運用・管理・処分というライフサイクル全体をレンタル会社に委託することで(PCLCMサービス)、IT部門は本来の戦略的業務に集中でき、社内リソースを有効活用できます。また、故障時には代替機の提供や迅速な修理対応が受けられるため、IT関連のトラブルによる業務停止リスクを最小限に抑えられます。

サービス内容はレンタルプランによって異なり、メンテナンスや修理がお客様負担となる場合もあります。

PCレンタルの主なデメリット

利用期間とプランの選択に注意が必要

短期レンタルと長期レンタルでは料金体系が異なるため、利用期間を事前に見極めて最適なプランを選択することが重要です。短期レンタルは割高になる傾向があり、半年以上の継続利用を予定している場合は、長期レンタルの方が経済的になります。また、予定していた利用期間が変更になった場合の対応方法や追加料金についても、契約前に確認しておくことをおすすめします。

機種やカスタマイズの選択肢に制限がある

レンタル会社によって、取り扱い機種やカスタマイズ対応が異なります。業務に必要な性能や仕様を満たす機種が提供されているか、メモリ・ストレージの増設が可能かを事前に確認しましょう。

リース・購入との違い

法人向けPCを導入する方法として、レンタル以外にもリース、購入があります。それぞれの特徴を比較し、自社に最適な導入方法を検討しましょう。

リース

リース期間はPCの法定耐用年数(4年)の70 %以上で設定され、中途解約は原則として認められません。会計処理では基本的に資産として計上されます。レンタルと異なり、故障対応や保守管理はお客様負担となる点に注意が必要です。

購入

まとまった初期投資が必要になりますが、PCを資産として所有でき、減価償却による税務上のメリットを得られます。

一方で、機器の陳腐化、保守管理、故障時の対応、廃棄時の手続きなど、所有に伴うさまざまな負担が継続的に発生します。また、技術進歩が早いIT機器では、数年後の資産価値低下も考慮する必要があります。

サービス提供企業により詳細は異なりますが、例として当社のレンタルと一般的なリース、購入を比較した表を以下に示します。

項目 三菱HCキャピタルITパートナーズのレンタル リース 購入
契約期間 1~5年で自由に設定 法定耐用年数の70%以上
契約期間延長 可能(月単位・年単位) 可能(年単位) -
所有権 レンタル会社 リース会社 クライアント
初期投資負担 小さい 小さい 大きい
会計処理 経費処理可能 資産計上が基本 資産計上・減価償却
中途解約 可能 原則不可(規定損害金を支払って解約可能なところもある)
解約金 残レンタル料の85% 残りのリース料
サービス付加 可能 原則不可
キッティング オプションサービスで対応 クライアントまたは納入業者が対応 クライアントまたは納入業者が対応
保守・修理対応 オプションサービスで対応 クライアントが対応 クライアントまたは納入業者が対応
データ消去 オプションサービス クライアントが対応 クライアントが対応
物件処分 当社が対応 リース会社が対応 クライアントが対応

PCのレンタル、リースについては下記記事でも紹介しています

パソコンのリースとレンタルの違いとは? それぞれの特徴について解説

パソコンはリース・レンタル・購入どれが最適?契約期間・保守・処分まで徹底比較

長期PCレンタルが適している企業ケース

どのような企業が長期PCレンタルを選択すれば効果的なのか、代表的な課題別に確認していきましょう。

資金効率と投資最適化を重視する企業

初期投資の負担を軽減したい企業にとって、長期PCレンタルは効果的な選択肢です。毎月定額でPCを導入できるため、浮いた資金を本業の成長投資に活用できます。 また、PCレンタル料金は固定資産ではなく経費として計上できるため、ROA(総資産利益率)やROE(自己資本利益率)などの経営指標の改善にも寄与します。財務面でのメリットは大きいといえるでしょう。

IT管理の効率化と業務環境の最適化を目指す企業

オプションサービスを活用すれば、PC調達から運用、処分までをレンタル会社に一括委託できるため、社内IT担当者は本来の戦略的業務に集中できます。 また、契約更新に合わせて計画的なPCの入れ替えが可能で、ハイブリッドワークの導入・拡大や組織再編など、ビジネス環境の変化に柔軟に対応できる点も大きな利点です。

コンプライアンスを重視する企業

IT資産管理が付帯されたPCレンタルの場合、コンプライアンス強化にも効果的です。多拠点展開や分散勤務の企業でも、一元的なデバイス管理により規定の遵守が可能になります。

金融、医療、公共部門などでは、適切なデバイス管理と廃棄時のデータ消去が重要ですが、信頼性の高いレンタル会社のサービスでこれらのコンプライアンス要件に確実に対応できます。

自社に合ったPCレンタルの選び方

法人向けPCレンタルは多数存在するため、サービス品質や信頼性の見極めが重要です。ここでは適切なサービス選びのポイントを解説します。

押さえるべき選定ポイント

レンタル期間と利用料金

レンタル期間は、数日から数か月の利用を想定した短期レンタルから、1年以上の長期利用を前提とした長期レンタルまでさまざまです。利用条件や料金設定を比較し、自社の利用期間や予算に適切なプランを選びましょう。

PCスペック・構成のカスタマイズ性

標準モデルだけでなく、CADや動画編集などの特定業務向け高性能モデルや、メモリ・ストレージの増設などの希望スペックのカスタマイズに対応できることが理想的です。 また、最新機種の取り扱い状況や、中古ではなく新品のPCでの提供が可能かも確認しておくとよいでしょう。

サポート・保守体制の充実度

トラブル発生時の対応力は、業務継続に直結する重要なチェックポイントです。以下の点を確認しておきましょう。

  • 障害対応の迅速性
  • 代替機の提供体制と納期
  • 機器紛失・盗難時の保証内容
  • 保守サポートの内容と範囲

オプションサービスの範囲

PC運用管理の負担軽減とIT人材リソースの効率的な活用のため、どのようなオプションサービスがあるかを事前に確認しておきましょう。たとえば、導入時のキッティングサービスや、処分時のデータ消去サービスなどです。これらをレンタル会社に委託することで、貴重なIT人材リソースをより付加価値の高い業務に集中させることができます。

サービス提供企業の信頼性

長期間の契約になるため、提供企業の実績、財務基盤、サービス継続性を確認することが大切です。大手グループを背景に持つ企業であれば、安定したサービス提供と継続的なサポートが期待できます。

契約時のチェックポイント

契約時には、契約期間と更新条件の柔軟性、中途解約条件と違約金の有無、機器交換・追加のプロセスと費用、総合的な月額コストも忘れずに確認しましょう。基本レンタル料だけでなく、保守サポート、ソフトウェアライセンス、セキュリティ対策なども含めた総額で比較することが重要です。

一見安価に見えても、必要なサービスを追加すると割高になる場合もあるため、自社に必要なサービスを全て含めた見積もりで比較検討しましょう。

まとめ

法人向けPCレンタル、なかでも長期レンタルは、初期投資を抑えながら計画的なIT環境構築を実現します。購入やリースと比較して、PC運用・管理の負担軽減、柔軟な拡張性、資金効率の向上など、多くのメリットがあります。とくに事業の安定成長を目指す企業や、IT予算を効率的に活用したい企業にとって、長期PCレンタルは理想的なソリューションといえるでしょう。

しかしPCレンタルのメリットを最大限に活用するには、信頼性の高いレンタル会社を選ぶことが重要です。三菱HCキャピタルITパートナーズは、豊富な実績と安定した財務基盤を持つ信頼できるパートナーとして、多くの企業からご支持をいただいています。

当社のPCLCMサービスは、キッティングから保守、返却時のデータ消去まで一貫したサポート体制が整っており、PC運用・管理負担の大幅軽減に貢献します。また、PCはお客様の希望に応じた新品機種を提供します。 PCレンタルなら、ぜひ当社をご検討ください。

本記事は、2025年6月時点の情報をもとに作成しています。

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