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2024.02.22 基礎知識

LCMとは?基本概念から導入メリット・選定ポイントまで解説

最終更新日:

IT資産は現代企業の業務を支える重要な基盤である一方、その運用や管理業務が大きな負荷となっている企業が増えています。これらの業務には専門知識が必要で、社内リソースだけで適切に対応することは容易ではありません。
こうした課題を解決する手法として注目されているのが、LCM(ライフサイクルマネジメント)サービスです。
本記事では、LCMの基本概念から導入による効果、サービスの具体的な内容、選定時のポイントまでをご紹介します。ぜひご一読ください。

LCMサービスについては、こちらもあわせてご確認ください。
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Index

1. LCMとは

2. LCM導入のメリットと注目される背景

3. LCMサービスの具体的な業務内容

4. LCMサービスの選定ポイントと注意点

まとめ

1. LCMとは

LCMとは、IT資産のライフサイクル全体を一元管理する手法です。パソコンやタブレットなどを「調達・導入・運用・処分」の4つのフェーズで体系的に管理し、企業のIT戦略に沿った最適な運用を可能にします。単なる機器の購入や保守対応にとどまらず、戦略的な機器選定からセキュリティに配慮した適正な処分までを一貫して管理することが特長です。
この考え方をもとに提供されているのが「LCMサービス」です。

LCMサービスを活用することで、IT資産に関する運用・管理業務をアウトソーシングできるため、自社の人材をコア業務に集中させることが可能になります。結果として、管理業務の負担軽減やコスト削減にもつながります。

2. LCM導入のメリットと注目される背景

企業のIT環境は年々複雑化しており、従来の手法だけでは対応が難しくなってきています。このような背景のもと、LCMの導入が注目されている理由と導入による効果を確認していきましょう。

2-1. LCMが注目される背景

DX推進によるIT機器の増加

DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速により、企業が扱うIT機器の種類や台数が急増しています。パソコンに加えてタブレットやモバイル端末などの多様な機器が導入され、これらを一元的に管理する必要性が高まっています。

働き方改革による管理の複雑化

テレワークの普及により、機器の使用場所や使用状況の把握が難しくなり、セキュリティリスクも増大しています。このような分散環境でのIT資産を適切に管理するには、従来とは異なる専門的な知識と体制が不可欠です。

コンプライアンス体制の重要性

個人情報保護法の改正やGDPRなどの規制強化に伴い、IT資産の適正管理が企業の法的責任として求められています。とくに、データ消去時の確実な処理や証跡管理が重要視されています。

2-2. LCMサービス導入による4つのメリット

運用コストの最適化

LCMサービスを導入することにより、IT資産の管理にかかる人件費や時間を抑えることができます。さらに、計画的な機器更新によって、突発的な故障対応や緊急調達の回避にもつながります。

業務効率の向上

IT資産の運用・管理業務をアウトソーシングすることで、社内のIT担当者はより戦略的な業務に専念できるようになります。とくにキッティングといった定型作業については、専門業者の活用により社内の作業工数を大幅に削減できます。

セキュリティリスクの低減

LCMサービスでは、機器の設定や管理手順が標準化されており、管理ミスや設定漏れといった人為的なトラブルを未然に防ぐことができます。また、データの取り扱いについても、専門業者による適切な消去処理や作業証明書発行などが行われるため、情報漏えいリスクを大幅に低減できます。

IT資産の可視化と最適利用

IT資産の一元管理により、機器の使用状況や稼働率を把握でき、過剰調達の防止や再配置による最適化が可能になります。こうした可視化されたデータを活用することで、より効果的なIT投資判断も行えるようになります。

LCMサービスのより具体的な活用事例や導入メリットについては、以下の記事も併せてご覧ください。

LCMサービスとは?必要とされる理由や導入メリット・事例を解説

3. LCMサービスの具体的な業務内容

LCMサービスでは、IT資産の「調達・導入・運用・処分」の各フェーズに応じて、さまざまな支援が提供されます。

3-1. 調達段階:機器選定と要件整理

企業の業務要件や技術要件に基づき、最適なIT機器の選定をサポートします。技術仕様だけでなく、予算制約や導入スケジュールなども考慮しながら、導入後の運用も見据えた提案が行われます。また、一括調達によるコスト削減も期待でき、自社のニーズに即した導入が可能となります。

3-2. 導入段階:キッティングと初期設定

OS設定や業務ソフトのインストール、セキュリティ対策など、使用開始に向けた準備を代行します。対応範囲はサービスにより異なるため、契約前の確認が重要です。

3-3. 運用段階:故障対応とメンテナンス

IT機器に不具合や故障が発生した際には、迅速なサポートにより、業務への影響を最小限に抑えます。修理の受付・手配から、必要に応じた現地での対応、代替機の提供まで、一連の対応を通じてスムーズな業務継続を支援します。

3-4. 処分段階:データ消去と適正廃棄

廃棄時には、データの機密性に応じて適切な消去方法を選択し、データ消去作業証明書を発行することで処分の透明性を確保します。さらに、環境負荷軽減のためのリサイクル・リユースも行います。

4. LCMサービスの選定ポイントと注意点

LCMサービスの内容や品質は、提供事業者によってさまざまです。そのため、自社に適したサービスを選ばなければ、かえって以下のような問題が発生しかねません。

  • 管理業務を効率良く行えずコスト削減につながらない
  • 情報漏えいや不適切な危機管理によりセキュリティリスクが増大する
  • 自社に不要なサービスに余計な費用を支払うことになる

上記のような事態を避けるためにも、LCMサービスは複数の観点から慎重に比較検討し、自社の要件に最も適したサービスを選定することが重要です。

4-1. カスタマイズ対応の柔軟性

自社の課題を解決できるサービス内容を提供してもらえるかどうかは、サービスの選定において重要なポイントです。パッケージ化された内容だけでなく、自社の要件に応じて柔軟にカスタマイズが可能かを確認しましょう。また、将来的な事業拡大や組織変更にも対応できる拡張性があるかも重要です。
さらに、キッティングの対応範囲もサービスによって異なるため、契約前に詳細を確認することが不可欠です。

当社では、よりきめ細やかなキッティングサービスを提供していますので、詳しくはこちらをご覧ください。

三菱HCキャピタルITパートナーズのIT機器「導入」サービス

4-2. 実績と信頼性

LCMサービス提供事業者の導入実績や継続的なサポート実績を確認することが大切です。とくに、同業界・同規模の企業での実績があるかどうかは、サービスの信頼性を判断する指標になります。
加えて、事業者の財務基盤や事業継続性にも着目し、長期的なパートナーとして信頼できるかを見極めましょう。

4-3. サポート体制の明確さ

故障時の対応時間や代替機の提供条件、現地対応の可否といったサービスレベルを明確に把握することが重要です。
また、平日・休日・夜間を含むサポート時間帯や、緊急時の連絡手段についても事前に確認しておくことで、万一のトラブル時にも安心して対応を受けられます。

4-4.セキュリティ対策の充実度

自社データを情報漏えいから守るためには、セキュリティ対策が充実しているサービスを選ぶことが大切です。
具体的には、パソコンの管理や処分における適正な手順、データ消去方法、ログ管理や作業証明書の発行といった具体的な機能の有無を確認しておきましょう。

4-5. 料金体系の明瞭さ

初期費用、月額料金、従量課金の有無など、すべての費用項目を明確にしておくことが大切です。
加えて、契約期間の縛り、中途解約時の条件、サービス変更時の追加費用などについても事前に把握しておくことで、後から予期しないコストが発生するリスクを避けられます。

まとめ

LCMは、IT資産の各ライフサイクル段階を一貫して管理することで、効率的かつ安全なIT運用を可能にします。運用負担の軽減、コストの最適化、セキュリティ強化、IT資産の有効活用といった多面的な利点があります。

三菱HCキャピタルITパートナーズのPCLCM(PCライフサイクルマネジメント)サービスは、パソコンの調達から導入、運用、処分、IT資産管理に至るまでをトータルでサポートします。パソコンのマスターイメージ作成から設置・現地設定まで承っておりますので、「パソコン維持管理に手間をかけたくない」「導入機種を統一したい」「故障のたびに発生する予算取りや修理対応をスムーズに」「ワンストップで対応できる業者を探している」といったニーズをお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

PCLCMサービス導入ガイド

「PCの導入や運用、管理など日々の業務に追われている」というお悩みをお持ちの管理担当者様へ。PC運用管理業務の負担を軽減できる「PCLCMサービス」についてご案内します。

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